ウインドリバー、スマートフォンと通信機器に適したLinux開発プラットフォーム

ウインドリバーは、ネットワーク機器やモバイル端末向けに最適化した、Linuxカーネル2.6.14ベースの開発プラットフォームを発表した。

» 2006年08月14日 16時35分 公開
[ITmedia]

 ウインドリバーは8月14日、ネットワーク機器およびコンシューマー機器向けのデバイスソフトウェア開発/実行プラットフォーム「Wind River Platform for Network Equipment 1.3」(Platform NE)、「Wind River Platform for Consumer Devices 1.3」(Platform CD)を発表した。

 最新版となるバージョン1.3は、Linuxカーネル2.6.14をベースとしており、従来と比べて品質が向上したほか、実効性能やメモリ利用効率、対応ドライバが強化されている。ネットワークプロトコルについては、Mobile IPv6やIPsecをサポートした。

 Platform NEは、携帯電話基地局システム、IMS、WiMAX対応ワイヤレス機器、ソフトスイッチ、DSLAMといった広範なネットワーク機器用に最適化。OSDLのCGL(Career Grade Linux)3.2に準拠し、Advanced TCAベースの通信システムやクロス開発環境に対応する。またPlatform CDは、スマートフォンなどの消費者向けモバイル端末に最適化され、Webブラウザやメール、電源管理ツールなど幅広いミドルウェアを利用できることが特徴。

 両製品には、デバイスソフト統合開発環境「Wind River Workbench 2.5」が含まれている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ