シックス・アパート、管理機能拡充の企業向けMT最新版

シックス・アパートは、企業内情報システムに対応させたブログツールの最新版「Movable Type Enterprise 1.5日本語版」を10月24日から販売開始する。

» 2006年10月11日 17時37分 公開
[ITmedia]

 シックス・アパートは10月11日、サーバサイドのブログツールMovable Type 3.3をベースとした企業向けブログツールの最新版「Movable Type Enterprise 1.5日本語版」(以下、MTE 1.5)を10月24日から販売開始することを発表した。価格は52万5000円。追加ユーザーライセンスは、5ユーザーが2万6250円、10ユーザーが4万7250円となってる。

 MTE 1.5は、3月に発売開始された「Movable Type Enterprise」(関連記事)の最新バージョン。

 MTをベースとして企業での活用ニーズに応えるため、数百から数千に及ぶユーザー数やブログ数に十分対応できるユーザーインタフェースと、情報発信の権限を組織ごとに設定可能とする管理機能を採用した。

 MTE 1.5では、組織の構造と役割を管理機能として実現するために、複数のユーザーをグループ化して管理できる「グループ」機能、そしてユーザーごとに設定される投稿可能なブログや、システム管理が可能なブログなどの権限設定を一括して管理することができる「ロール」機能を導入した。

 これらの機能により、実際の組織に対応したユーザー、ブログ管理を行うことが可能となる。加えて管理画面のユーザーインタフェースも改善されており、大規模なブログ環境に対する管理を容易に行えるようになった。

 また、企業内ディレクトリサービスとして活用が拡がっているLDAP連携機能も強化されている。LDAPサーバでのユーザー登録に同期したユーザーの登録、削除を可能としたほか、ユーザー登録時に自動的にユーザーブログを生成するなど、運用に適した機能強化が図られた。

 データベースでは、従来の「Oracle 10g」「PostgreSQL」「MySQL」に加え、企業ユーザーからリクエストの高かったマイクロソフトのデータベース管理システム「Microsoft SQL Server 2005」への対応も実施、Windows環境での導入を簡単にする、Windowsベースのインストーラーも併せて提供されている。

 プラグインなどの拡張性はMT同様で、MT 3.3で導入された日本版のStyleCatcherをはじめとするプラグインも利用可能となっている。

 1サーバ、1ユーザーの「MTE 1.5ライセンスパック」の標準価格は52万5000円。投稿するユーザーを追加する場合は、別途「追加ライセンスパック」を購入する必要がある。追加ライセンスパックの価格は、5ユーザー版が2万6250円、10ユーザー版が4万7250円。また、すでにMTを購入している場合には、MTE 1.5ライセンスパックを新たに購入することでMTEに移行することができるという。その際のユーザーライセンスは、MTで利用中のものをそのまま利用可能になっている。

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