Movable Type日本語版、不具合修正の3.31公開

シックス・アパートは、6月28日に公開したMovable Type日本語版の最新バージョンに動作上の不具合があったとして、7月12日に修正を施したバージョン3.31をリリースした。

» 2006年07月13日 12時28分 公開
[ITmedia]

 シックス・アパートは7月12日、サーバサイドのブログツールMovable Typeの最新版「Movable Type 3.31日本語版」(3.31-ja)の提供を開始した。

 3.31-jaは、6月28日に公開された「Movable Type 3.3日本語版」(3.3-ja)で発生した動作上の不具合を修正したバージョン。現在、3.3-jaを利用しているユーザーは、最新版の3.31-jaをダウンロードしてほしいと呼びかけている。

 3.3-jaにおいて発生した不具合は、リリース直後の7月3日の時点で公開された、次の3点。

 まず、大括弧を使ったタイトルを含むエントリーを、投稿画面で編集できなくなる不具合。これは、大括弧をタイトルに使っているエントリーが投稿画面から編集できなくなるだけで、データの破壊などの問題はない。既存のエントリーの編集も不可能となるが、データが破壊されたわけではないとのこと。

 次に、月別や日別など、日付をベースにしたアーカイブテンプレートを再構築すると、出力結果のすべてのページに同じ最新エントリが表示されてしまう不具合。これは、再構築すると以前のエントリーが正しく構築されなくなるだけ。データ消失などは発生しないという。

 最後に、英文のテンプレート名を持つテンプレートが、日本語に翻訳されたテンプレート名で表示される不具合。これは、例えば「ITmedia」という英文の名前を持つアーカイブテンプレートを作成して保存すると、最初に保存した時は正常に「ITmedia」という名前でデータベースに書き込まれる。ここで二度と保存しなければデータの破壊は起きないが、二度目に保存ボタンを押す時は、テンプレート名の項目が日本語化されているため、名前が変わって保存されることになってしまうというもの。

 7月3日の時点では同時に、一時的な回避策が公開されていたが、今回リリースされた3.31-jaによってこれらの不具合は修正された。

 また、同じ12日には、技術情報提供ブログの提供も開始している。同社は、今後も技術情報の提供を拡大していくというが、同社製品をよりいっそう活用してもらう狙いがある。

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