タグクラウドに対応したMovable Type 3.3、27日に日米同時出荷

シックス・アパートは、タグクラウド対応など機能と拡張性を強化した「Movable Type 3.3日本語版」の出荷を27日より開始する。また、機能解説や導入方法を掲載した日本語版プラグイン・ディレクトリを同時公開する。

» 2006年06月13日 18時12分 公開
[ITmedia]

 シックス・アパートは6月13日、都内で記者会見を行い、同社のサーバサイドブログツールであるMovable Typeの最新版「Movable Type 3.3 日本語版」を6月27日から出荷することを表明した。

 今回のリリースでポイントとなるのは、英語版プラグインの導入サポート強化、MT上でブログ管理を容易にするためのインタフェース改善、そして新たな機能としてエントリー「タグ」サポートなどがある。ほかにも、先の発表によって日米開発体制の統合が成果となり、3.3からは日米同時リリースを実現している。

 3.3は、6月13日にβ2がリリースされていたが、3月10日から公開されていた企業向けの「Movable Type Enterprise 日本語版」に搭載されていた機能も幾つか取り込まれている。

 発表会で代表取締役の関信浩氏は、MTが歩んできたこれまでの4年半の歴史について振り返るとともに、最近では企業利用が盛んであることや、今後のMTファミリー拡充についても触れた。

 MTの可能性を広げる基盤として、米Six Apartと日本法人であるシックス・アパートは、3月に開発体制の統合化を発表。企業向けの領域は日本が先導して開発していくことを表明していた。さらに、この組織変更がMTファミリーの拡充を後押ししていくという。

 また、前述のようにプラグイン情報を中心として技術情報が十分ではなかったことを認め、3.3の出荷とともに拡充していくことを語った。機能解説や導入方法を掲載する日本語版プラグイン・ディレクトリが登場する予定だ。

 バンドル希望が多かった「StyleCacher」と呼ばれるプラグインは、ページデザインスタイルを容易に変更できるよう、機能実装が可能となるもの。このプラグインに準拠した配布形態であれば、MT 3.3上にインポートし、GUI上のマウス操作でデザイン変更ができる。これまでは、MTの管理画面上にHTMLコードをコピー&ペーストする必要があったが、容易にデザイン変更ができるようになる。

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