NECがMicrosoft Dynamics CRM対応のテンプレートを開発、中堅企業向けに提供

NECは、「Microsoft Dynamics CRM」に対応したテンプレートを開発し、中堅企業向けにサービスとともに販売していく。

» 2006年10月25日 19時42分 公開
[ITmedia]

 NECは10月25日、マイクロソフトのCRMアプリケーション「Microsoft Dynamics CRM」に対応したテンプレートを開発し、販売を開始した。併せて、Dynamics CRMの導入支援サービスも展開していく。

 Microsoft Dynamics CRMは、マイクロソフトの業務アプリケーションブランド「Microsoft Dynamics」の第一弾として提供されているCRM製品。Microsoft Exchangeのほか、OutlookやExcelなどのOffice製品との親和性が高いことが特徴だ。

 NECでは、導入コストが低いこと、マイクロソフト製品との親和性が高いことから、特に中堅企業向けのCRMソリューションとして、対応サービスやテンプレートとともに提供していく。

 サービスとしては、導入前のコンサルティングに当たる「CRM(営業力強化)診断サービス」と「CRM構想企画サービス」を提供する。前者では、アンケートを通じて営業マンの時間活用集計分析や業務プロセス診断を実施。一方後者では、事例を解決モデルとして部品化し、それを適用させていくことにより、短期間でCRM構想を策定する。

 さらに、マーケティングや営業、サービスなど、適用プロセスごとに最適業務モデルをまとめたテンプレートも提供する。このテンプレートを活用することで、より短期間、低コストでのDynamics CRM導入が可能になるという。

 価格は、導入テンプレートが200万円から、Dynamics CRMとパッケージ化した導入パックは500万円から。11月1日より出荷を開始する。NECでは関西地区の中堅企業を中心に販売を進め、3年間で100システムの販売を見込んでいる。

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