DAL、プラネットのインターネットEDIサービスとの接続検証を完了

データ・アプリケーションは、同社のEDIパッケージ「ACMSシリーズ」が、プラネットのインターネットEDIサービス「SMOOTHEDI」との接続実験を完了したと発表した。

» 2006年11月07日 17時20分 公開
[ITmedia]

 データ・アプリケーションは11月7日、同社のEDIパッケージ「ACMSシリーズ」が、日用品化粧品業界のEDIネットワーク運営会社であるプラネットのインターネットEDIサービス「SMOOTHEDI」との接続実験を完了したことを発表した。

 インターネットを利用した企業間電子商取引が普及するにつれ、通信プロトコル、メッセージ、ビジネス・プロセスなどを標準化し、さらに統一した電子ビジネス情報を国内および世界規模で共有・同期する基盤を実現しようとする動きが活発になっている。

 プラネットが提供するSMOOTHEDIは、国際標準の1つである「EDIINT AS2」手順によるインターネットEDIサービスで、2005年8月からサービスを開始している。AS2は、ウォルマートをはじめ、欧米の大手流通業が採用し始めており、日本の流通業界でも、グローバルな取引を行うためにAS2に対応するニーズが高まっている。

 一方、20余年間日本のEDIの主流であった「JCA手順」と「全銀手順」は、対応する機器やソフトのサポートが徐々に停止される見込みとなっている。プラネットは、現在メーカ328社と卸売業473社との間で標準化された24種類のデータからなるEDIサービスを運用しているが、こうした背景から、SMOOTHEDIへの移行を積極的に推進している。

 今回SMOOTHEDIとの接続実験を完了したDALのEDIパッケージは、EDIと企業内外のアプリケーションを統合しB2B業務の全プロセスをカバーするインテグレーションサーバ「ACMS E2X」、B2B環境を容易に構築可能な「ACMS B2B」、中堅・中小企業向け「ACMS Lite」の3製品。既存のACMSユーザーは、AS2対応オプションを追加するだけでSMOOTHEDIへ移行可能。

 価格は、ACMS E2Xが500万円から、ACMS B2Bが60万円から、ACMS Liteが15万円から。

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