Live Toolbarでは、ここで見た「キーワードナビビューア」のような組み込みのボタンを使うだけでなく、「Windows Live Gallery(http://gallery.live.com/)」で公開されているカスタムボタンをインストールすることもできる(関連リンク)。
Windows Live Galleryでは、各種ニュースサイトのRSSフィードを表示するボタンや、Wikipediaから辞書検索するボタン、GoogleやYahoo!で提供されている各種サービスを使うためのボタンなど、多種多様なカスタムボタンが公開されている。
Windows Live Galleryで見つけたカスタムボタンを追加するには、[ツールバーに追加]ボタンをクリックすればよい(画面3)。
Windows Live Galleryには、たくさんの作者のカスタムボタンが公開されていることからも分かるように、カスタムボタンは、自作することもできるのだ。
カスタムボタンは、「検索に使うボタン」と「その他のボタン」の2種類に分けられる。
1)検索に使うボタン
検索ボックスに入力した語句を特定のURLに引き渡し、その結果を出力する機能を持つもの。
例えば、検索ボックスに入力した語句を使ってYahoo!やGoogleなどの検索エンジンに渡し、その結果を表示するといったカスタムボタンが典型的な例として挙げられる。
2)そのほかのボタン
Live Toolbarの検索ボックスに入力した語句を使わないもの。
例えば、「RSSフィードを展開して表示する」、「よく訪れるサイトのURLの一覧を保持してメニューとして表示し、クリックするとそのサイトのページを開く」といった機能を提供するカスタムボタンが相当する。
ボタンがどちらに属するのかは、Live Toolbarのオプション画面で確認できる(画面4)。
まずは簡単に、ボタンをクリックしたときに、特定のサイトを表示するカスタムボタンを作ってみよう。
カスタムボタンを作るには、[ギャラリー]ボタンの右にある[▼]をクリックし、[ボタンの作成]を選ぶ(画面5)。すると、ボタンの作成画面が表示される(画面6)。
入力が必要なのは、[基本情報]の部分にある、次の項目だ。
ボタンの表示名を入力する。
ボタンの名前を入力する。ボタン名は、半角英数字でなければならない。
ボタンを区別するためのキーワードであり、作成者を区別するために設けられた項目だ。個人名やハンドル名、Live ID、社名などを入力すればよい。
ボタンの使い方の概説だ。
ボタンがクリックされたときに表示したいURLを入力する。改行で区切って最大5個まで入力することができる。
なお、複数のURLを入力した場合には、ボタンをクリックしたときにタブ表示される(IE 7の場合)。
ボタンとして使いたいビットマップ形式(BMP形式)の画像を選ぶ。望ましいのは16×16ドットのサイズだ。ボタンはオプションであり、指定しなくても構わない。指定しない場合には、標準で使われる丸いアイコンが表示される。
なお、[お気に入り]に登録するとアイコンが表示されるサイトでは、サイトのアイコンが「favicon.ico」として用意されているからだ。カスタムボタンのアイコンに何を使うかに悩んだら、このようなアイコンをBMP形式に変換して利用するのもよいだろう。
すべての項目を入力したら、いちばん下にある[使用条件に同意します]のチェックをオンにして、[作成]ボタンをクリックする。
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