チェック・ポイント、ファイアウォール/VPNを仮想化するシステムを発表

チェック・ポイントは1月23日、ファイアウォールやVPN、IPSといったセキュリティゲートウェイ環境を仮想的に最大250まで実現するソフトウェアを発表した。

» 2007年01月23日 15時31分 公開
[ITmedia]

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは1月23日、仮想ファイアウォール機能を提供するゲートウェイセキュリティシステム「Check Point VPN-1 Power VSX NGX」を発表した。複数の顧客企業にマネージドサービスを実施するMSPや通信事業者向けに販売する。

 VPN-1 Power VSXは、ファイアウォール/VPN/IPS(不正侵入防御)機能を提供する統合ゲートウェイソフトVPN-1 Powerの「バーチャル版」で、企業内に構築されたVLAN(仮想ネットワーク)に対して単一のシステム上で最大250までの仮想ファイアウォール/VPN/IPS機能を提供する。仮想的にゲートウェイセキュリティ環境を構築するため、セキュリティ装置のコストや設置スペースなどを抑えることができる。

 新しいVPN-1 Power VSX NGXでは、クラスタ構成時にサーバ間でCPUリソースを効率的に分散させる機能や、トラフィック負荷分散のリアルタイム監視、同期トラフィックの低減といった機能をサポート。また、DiffServ(Differentiated Services)ベースのQoS(サービス品質)機能により、トラフィック固有の要件に合わせてデータ転送の優先制御を行える。

 製品はすでに出荷済みで、価格は10の仮想システムライセンス付きで384万円から。

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