FMC事業者向けのセキュリティプラットフォームを展開、チェック・ポイント

チェック・ポイントは、FMCサービスを展開する事業者向けのセキュリティプラットフォームを展開する。

» 2007年01月18日 21時29分 公開
[ITmedia]

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは1月18日、FMC(Fixed-mobile Convergence)サービスを展開する通信事業者向けのセキュリティプラットフォーム「VPN-1 Multi-Access Security Solution(MASS)」を開始したと発表した。

 VPN-1 MASSは、VPNやファイアウォール、エンドポイントセキュリティなどの同社のVPN-1シリーズ製品で構成されている。IKEv2やEAP-SIMといった最新の標準規格を含むIPSec/VPN技術を利用し、携帯電話網とIP網との安全なローミングを実現するためのセキュリティの統合プラットフォームとして動作する。最大で10万回線の音声/データ通信をサポートしている。

 また複数のベンダーのVoIP機器をサポートしており、柔軟な環境構築が行えるほか、サービスプロバイダーの認証および課金システムとも容易に統合できるとしている。インターネット攻撃やマルウェア感染といったIP網から拡散する脅威から携帯電話網を保護し、FMCサービスにおける情報保護と安定したサービスの継続性を提供するという。

 プロダクト・マーケティング担当ディレクターのデイブ・バートン氏はリリースの中で、「無線LAN経由でキャリア回線に接続するUMA(Unlicensed Mobile Access)の普及には、防御手段も同時に提供される必要があり、強固なセキュリティ環境を提供することで、固定と無線網の安全な融合を支援したい」とコメントしている。

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