ヤマハ、ファイアウォールを強化した拠点VPNルータを発表

ヤマハは、多彩なファイアウォール機能を提供するSOHO・中小規模事業所向けのVPNルータ「ファイアウォール・ルーター SRT100」を4月下旬にリリースする。

» 2007年02月06日 16時55分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは、SOHO・中小規模事業所向けのVPNルータ「ファイアウォール・ルーター SRT100」を4月下旬より出荷開始する。価格は税込みで8万1900円。不正アクセス検知といった同社の企業向けルータが搭載するファイアウォール機能を強化した点が特徴。

画像 SRT100はファームウェアの一発ダウンロード/更新ができるDOWNLOADボタンを装備している

 SRT100のセキュリティ機能では、パケットフィルタリングのほかアプリケーションの通信を解析してポートを動的に開閉するステートフルインスペクションをサポート。また、Winnyパケットを検出し、検知結果をログに残したりメールで知らせる独自のWinnyフィルタ機能を持つ。URLフィルタリングについては、ネットスターの外部データベースサービスを利用する。機器設定上のセキュリティ脆弱性を診断するアドバイス機能や外部からの不正侵入を監視するIPS/IDS機能も搭載した。

 管理機能では、直感的な操作が行えるGUIやウィザード形式での機能設定値入力を採用している。USBメモリを接続して、設定情報、ログ/統計情報、ファームウェアなどを暗号化した上で保存することもできる。

 インタフェースは、LAN側にAuto-MDIX(ストレート/クロス自動判別機能)対応10/100Mbpsスイッチングポート×4ポート、WAN側に10/100Mbpsポート×1を装備。対応回線サービスはFTTH、ADSL、CATV、ATM、IP-VPN、広域イーサネット。IPsec暗号化のハードウェア処理に対応しており、IPsec VPN構築時のスループットは最大80Mbps。

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