オンラインショップの信頼性、「確認手段が分からない」が過半数

Eストアーの調査によると、過半数のユーザーがオンラインショッピングに不安を感じており、その不安を解消する手段も具体的に分からないという。

» 2007年02月22日 13時23分 公開
[ITmedia]

 オンラインショッピングに対して過半数のユーザーが不安を感じており、その不安を解消する手段が具体的に分からない――。Eストアーが行った調査からは、このようなインターネット利用者の姿が浮かび上がった。

 Eストアーは2月21日、「オンラインショッピングのトラブルと対策に関する調査」を実施した。インターネットを介して2月8日に実施したもので、有効回答数は412件。うち男性は207名、女性は205名だった。

 調査によると、オンラインショッピングについて何らかの不安を感じているユーザーは全体の63.8%。「不安はないが、トラブルにあうかもしれない」と考えているユーザーは35.7%で、全体の99.5%が何らかの警戒感を抱いていることが明らかになった。特に、「入力したクレジットカード情報の不正使用」(75.4%)や「個人情報の漏洩」(71.0%)を懸念するユーザーが多いという。

 調査からは、この不安感を解消し、トラブルを避けるための手段が周知されていないことも明らかになった。事前に何らかの確認を常に行っているとする回答が40.8%あった一方、「確認したいが具体的な方法が分からない」とするユーザーが55.1%に上った。

 なお、トラブルに遭わないために行っている、あるいは今後取り入れたい確認方法を尋ねたところ、男性で最も多かったのは、「SSLなどサイトの安全性表記を確認する」で53.1%。女性も同様の回答が52.2%に上ったが、それ以上に「購入者の口コミや評価を確認する」が54.1%と、わずかながら上回った。

 ほかには「過去の取引量を確認する」(各43.5%、43.4%)、「特定商取引に関する法律に基づく表示を確認する」(34.8%、39.0%)、「決済方法として、商品到着後の入金を選択する」(25.6%、39.0%)などが挙げられている。

 なお、具体的なトラブルにあったのは8%。トラブルとまではいかないが、不快に感じた体験があるという回答は25%。最も多かったトラブルは「メールでの連絡が遅い」というもので、38.2%がこの項目を挙げていた。

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