グレープシティ、MSの顧客管理ソフトを機能強化するアドオンツール「c360」を発売

グレープシティは、マイクロソフトの顧客情報管理ソリューションである「Microsoft Dynamics CRM」を機能強化するアドオンツール「c360」を3月28日に発売する。

» 2007年03月13日 18時32分 公開
[ITmedia]

 グレープシティは、マイクロソフトの顧客情報管理ソリューションである「Microsoft Dynamics CRM」で利用できるアドオンツール「c360(シーサンロクマル)日本語版」を3月28日に発売する。

 c360は、Microsoft Dynamics CRMの基本機能をさまざまな角度から補完し拡張するアドオンツールとなる。レコードのマルチフィールド検索、レコードの親子関係のツリー表示、顧客情報入力時の重複データチェック、警告のポップアップ表示、Webサイトとの連携など、Dynamics CRMの視認性と操作性を高める機能を豊富に備えている。

 c360は、基盤コンポーネントパックをはじめとし、サービスやセールスといった業務分野に適した4種類のパックと、それらすべてのパックを1つに統合したスイート製品、さらに、独自の拡張機能を開発できるツールキットを提供する。それぞれの特徴は以下のとおり。

 「c360 Core Productivity Pack for Microsoft CRM 3.0」は、レコードの検索、一覧、詳細などの各種情報を一画面に集約して表示するコンソールをはじめ、CRMに登録された顧客情報データを複数項目で検索・抽出したり、関連するデータをツリー形式で表示したりといったDynamics CRMを強力にカスタマイズする7つの基盤コンポーネントパック。

 「c360 Sales Productivity Pack for Microsoft CRM 3.0」は、CRM情報に基づく販売予測と、Webサイトを通じた潜在顧客情報の獲得ができる「セールス」に関わるCRMを強化するパック。

 「c360 Service Productivity Pack for Microsoft CRM 3.0」は、キューに受信した電子メールをサポート案件に自動変換するなど、サポート、サービス、マーケティングなどの部門間の連携を強化し、顧客に良質なサービスを提供するためのパック。

 「c360 Customer Portal for Microsoft CRM 3.0」は、Dynamics CRMと連動したカスタマポータルサイトの構築を支援する。顧客のログイン認証、CRMサービスケースの作成、編集、閲覧といったポータルの基本的なフロントエンド機能を提供し、Webサイトへの組み込みを手軽に実現できる。

 「c360 High-Tech for Microsoft CRM 3.0」は、上記の4種のパックを1つに統合したスイート製品となる。そして「c360 SDK for Microsoft CRM 3.0」はDynamics CRMの拡張機能を独自に開発するためのインタフェースコントロールとページクラスを備えた開発キット。

 必要なシステムは、Microsoft CRM 3.0 Professional Server日本語版、または、Microsoft CRM 3.0 Small Business Edition Server 日本語版がインストールされている環境となる。

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