資産/アカウント情報を基にPCを検疫するシステム――NTTデータ先端技術

NTTデータ先端技術は、インベントリ管理システムとトップレイヤーネットワークスの認証スイッチとを連動させた検疫ネットワークシステムを開発した。

» 2007年03月15日 19時05分 公開
[ITmedia]

 NTTデータ先端技術は3月15日、同社の端末資産管理・検疫システム「NOSiDE Inventory Sub System」とトップレイヤーネットワークスジャパンの認証スイッチ「Secure Controller」を連携させた統合検疫ネットワークシステムを開発したと発表した。両製品の機能連携により、社内LANへの不正なアクセスを遮断したりセキュリティ対策が不十分なPCを隔離したりできる。

 NOSiDE Inventory Sub Systemは、PC端末のインベントリ情報管理やインターネットVPN経由のリモートアクセス管理の機能を提供する検疫システム。ユーザー認証によるアクセス制御スイッチであるSecure Controllerと連携することで、セキュリティポリシーに適合しない端末のチェックやアクセスコントロールだけでなく、RADIUSやディレクトリといった認証システムとの連動、ログイン後のユーザーの記録が可能になった。

 具体的には、ユーザー単位でのポリシー適合チェックと認証を行い、PCにセキュリティ対策に不備がある場合は社内LANから隔離してパッチの適用やウイルス対策の定義ファイルの更新、ファイアウォールの設定を強制的に実行する。認証後のユーザーのアクティビティをログとして保存することもできる。

 今回開発した検疫システムは4月から販売を開始する予定。販売目標は1万ライセンス。

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