クオリティ、WinnyユーザーのPCを可視化する管理ツールをリリース

クオリティは、社内のIT機器の設置場所を可視化、脆弱性のあるPCなどの所在をビジュアルに把握できるツールを発表した。

» 2006年08月31日 18時48分 公開
[ITmedia]

 クオリティは8月31日、構成管理ソフト「QND/QAW」と連携してPCやスイッチなどの資産情報を可視化するツール「eX IFM」「eX IPD」を発売した。同社は、IT全般統制で求められる情報システムインフラの管理を強化する手段として、1年間で150セット、1億円の売り上げを見込む。

eX IFM eX IFM

 eX IFM、eX IPDは、QND/QAWで収集したIT機器のインベントリ情報を活用してマップに表示したり接続情報を監視したりするQND/QAWのオプション製品。

 eX IFMでは、オフィスレイアウト図を作成し、インベントリ情報を基にネットワーク接続されたクライアントPC、プリンタなどのIT資産を自動的にアイコンとして表示、図面上でユーザー名や部署名、ハード/ソフト情報を確認することができる。例えばユーザーに人事異動があった場合、部署名を変更するだけで所有するPCの表示位置が更新される。

 eX IPDは、ネットワーク機器の接続情報を収集するツールで、ex IPDのネットワーク接続情報を基にeX IFMのマップ上でPCやスイッチ/ハブなどネットワーク構成を視覚的に表示することが可能。

 QND/QAWおよび2つのツールの組み合わせにより、未登録の持ち込みPCの接続をリアルタイムに検知して設置場所をマップ上に表示するといったことや、Winnyなど利用が許可されていないソフトがインストールされたPCの詳細情報をマップ上で確認することができるようになる。

 稼働環境は、Windows 2000/2000 Server、Windows XP Professional、Windows Server 2003。連携する資産管理ソフトはQND Plus Ver.9.1SP1およびQAW Ver.3.1SP1。

 eX IFMのライセンス価格は管理機器のオブジェクト数ベースとなり、機器500台の場合で48万円。eX IPDのライセンスは機器に付与されたIPアドレス数ベースで、数が500の場合、60万円となる。いずれも500ライセンス単位での購入形式。

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