「プレゼンス」から始まる統合コミュニケーション(2/2 ページ)

» 2007年05月17日 00時00分 公開
[ITmedia]
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Officeとの連携

 この機能を使えば、Outlook、Word、Excelなどの「個人情報スマートタグ」に表示されるプレゼンスをもとに、PC上から直接電話を発信したり、外線着信をデスクトップにリアルタイムに表示し、自席にいないときでも即座に携帯電話などに転送することができるという。

 また当日のセッションでは、ユニファイドコミュニケーションの一環としてWeb会議を手軽に行える「Microsoft RoundTable」が紹介された。パノラマ表示で会議室の画像を表示することができ、発言している(音が出ている)方向のみの画像を送ることで転送データ容量を抑えることができるのが特徴だ。この際、RoundTableが人物と認識した画像のみが送信される。このため、会議の流れをとぎれさせない円滑なコミュニケーションが可能になる。

 越川氏はセッション中「使い慣れた業務アプリケーションでユニファイドコミュニケーションを実現する」ことを繰り返し強調した。既存のユーザー環境との親和性が高く、直感的な操作が可能なことは、社内展開の助けになることが予測される。すでに普及している業務アプリケーションを利用できるのは、マイクロソフト製品ならではの強みといえるだろう。

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