コンサルティングとテンプレートによる財務会計統合を 日立ソフトとBBS

日立ソフトとBBSは、顧客の業務プロセスに合わせた販売や財務管理を実現する統合ソリューション「Fit-ONE」を開発した。

» 2007年08月06日 20時24分 公開
[ITmedia]

 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)とビジネスブレイン太田昭和(BBS)は8月6日、販売管理や財務、管理会計を統合するソリューション「Fit-ONE」を開発したと発表した。まず専門商社向けに受発注の処理や明細ごとの納期管理などのテンプレートを提供する。同日より受注開始。

 Fit-ONEは、業種に特化した業務プログラムやプロセスの部品群などの業種テンプレートを備える。顧客固有の業務プロセスに合わせたテンプレートであるため、業務を一から分析しシステムを組み上げるスクラッチ開発に比べ、分析から要件定義までの上流工程の作業を効率化できる。またテンプレートを基に柔軟なカスタマイズができるため、従来のパッケージ型のシステム構築に比べて導入期間が短縮できる。

 システム導入時に業務を整理し、課題を明確にするコンサルティングサービスも受けられる。コンサルティングはBBSが担当し、実施期間は2週間〜3カ月。

 ライセンス価格は5000万円から。日立ソフトは基幹業務ソリューション全体で、2010年度までに100億円の受注を目指す。今後は組立製造業や食品製造業向けの業務テンプレートを拡充する予定。

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