なぜ自分はIT便利屋のままなのか?女性カウンセラーに悩み相談(2/2 ページ)

» 2007年08月24日 07時00分 公開
[アイティセレクト編集部]
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 次に、なぜあなたが「オールラウンドプレイヤー」としての立場に甘んじているのかをはっきりさせてください。おそらく、マネジャーがそうしたプロジェクトをあなたに回してくるのでしょうが、それはキャリアの脱線になっているのかもしれません。

 そして次は、適切な自己アピールが必要です。自分のビジネス手腕を実例とともにアピールするよう努めるのです。論拠を磨き、同調者を確保し、ビジネスインパクトのある注目度の高いプロジェクトを立案するようにしてください。

 そのためには、実務的なプロジェクトを幾つか断念しなければならないかもしれませんが、あなたがよりインパクトの強いプロジェクトに関与することによって、最終的にいかに事業価値を高められたかをアピールするようにしてください。

ジーン・フラー氏(Fuller Coaching/カリフォルニア州ウッドサイド)

新たなタイプの“頼れる奴”に

 まずは、絶望しないことです。周りから“頼れる奴”と思われているのは、悪いことではありません。それは、あなたが良き相談相手であり、重大なプロジェクトに関して経営陣からも頼りにされている証拠です。

 わたしがこれまで一緒に仕事をしてきたCIOのなかには、かつて、そうした“頼れる奴”的な役回りを担っていたという人たちがたくさんいます。スタープレイヤーに共通する特徴は、皆、強いチームを組める人物だという点です。ですから、仕事の成果は皆で分かち合うことを忘れないようにしてください。

 MBAを取得することだけが、ビジネス手腕を身に付ける方法ではありません。常に堅実に結果を出していくことで、ビジネスパートナーの尊敬を集めることも重要です。事業価値のあるITプロジェクトを策定することで、新たなタイプの“頼れる奴”を目指してみてください。

レニー・アリントン氏(Pearson Partners International/テキサス州ダラス)

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