ウィルコム、次世代PHSで2.5GHz帯無線サービスの免許を申請

ウィルコムは、2.5GHz帯を利用する無線サービスについて、以前から表明していた次世代PHSで総務省に免許を申請した。

» 2007年09月28日 20時13分 公開
[ITmedia]

 ウィルコムは9月28日、2.5GHz帯を利用する「広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)」の事業免許を総務省に申請した。以前から表明していた「次世代PHS」方式でサービスを予定する。

 「次世代PHS」は、現在のPHSの技術をベースに「OFDM」変調方式や「MIMO(Multi Input Multi Output)」技術を加味して、最大20Mbps超の通信速度を実現する。同社では「マイクロセル」と呼ばれる、約16万カ所の基地局をこまめに配置するネットワーク方式を次世代PHSでも利用するといい、周波数の有効利用が可能になると説明する。

 また、これらの基地局を次世代PHSでも利用し、総務省が免許方針に示す「サービス開始5年以内で人口カバー率50%」との条件をクリアしていく計画だ。PHSは日本発の通信技術として中国や台湾、南米地域でも導入され、同社では次世代PHSが現行のPHSと同様に国際的な普及に向けた取り組みを行うという。

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