日立電子サービスは、「統合サポートサービス」を提供する社内情報インフラを同社ならびにグループ企業で運用開始した。
日立電子サービス(日立電サ)は10月26日、同社の「統合サポートサービス」を提供するための社内情報インフラ「Field Services Managementシステム(FSM)」を、日立電サならびにグループ企業で運用開始したと発表した。
同社の事業コンセプトである統合サポートサービスは、企業の情報システム部門のライフサイクルに応じたサービスをワンストップで提供し、ハードウェアやソフトウェア、マルチベンダー製品の統合を実現するもの。
FSMは、契約情報、納入情報、障害履歴、作業履歴などの基本情報を統合データベースに整備し、サービス案件の情報を一元管理できる。運用サービスと保守サービスを同時に行うことで、関連ベンダーやパートナー企業との情報共有およびトータルサポートが可能となる。
FSMの開発には、日本オラクルの「Oracle E-Business Suite CRM Field Serviceモジュール」を採用、開発業務は日立製作所の産業・流通システム事業部に委託した。FSMを用いて、複数システムによる作業支援インフラを統合し、2004年度に比べてITコストを1年当たり15億円削減した。
FSMは、日立フィールドアンドファシリティサービスや九州日立ソリューションズなど、同社のグループ会社で運用されている。
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