Ciscoが約1億ドルで買収する米Securentは、データやアプリケーションへのアクセス権限を一元管理するソフトを提供している。
米Cisco Systemsは11月1日、企業向けポリシー管理ソフトの米Securentの買収で合意したと発表した。買収金額は約1億ドルで、Ciscoの第2四半期(11〜1月期)中に完了する見通し。
Securentは、さまざまなベンダー、プラットフォーム、OSが混在する企業環境で、データやコミュニケーション、アプリケーションへのアクセスを管理・監視するためのソフトウェアを提供している。Ciscoは企業がサービス指向アーキテクチャ(SOA)に移行し、ユニファイドコミュニケーションなどの技術やWeb2.0ベースのコラボレーションを採用するにつれ、分散した企業内リソースへのアクセス管理のニーズが高まっているとみており、Securentの技術をCisco製品に組み込むことで、アクセス権限の定義および管理の一元化や簡略化が可能になるとしている。
買収後、Securentの社員および技術は、Ciscoのコラボレーションソフトウェア部門に統合される。
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