SSHを使えば、Linuxが動作するコンピュータ同士を接続して、ファイルの共有やアプリケーションのリモート実行が簡単に行える。またXサーバと併用して、ホームネットワーク上で1台のコンピュータを簡単に共有することもできる。
SSH(Secure Shell)ネットワークプロトコルを使えば、Linuxが動作するコンピュータ同士を接続して、ファイルの共有やアプリケーションのリモート実行が簡単に行える。またXサーバと併用して、ホームネットワーク上で1台のコンピュータを簡単に共有することもできる。
わが家では妻とわたしで1台のデスクトップPCを共有しており、同時に利用することも多い。このPCではSlackware Linuxが動作しており、わたしたちはユーザーアカウント、Thunderbirdのプロファイル、Firefoxのブックマークを個別に持ち、ドキュメントも各自で管理している。Linuxでは複数のX Windowセッションを使ってこのPCを各自の仮想端末上で共有できるのだが、モニタとキーボードが1人分しかないので、一度に1人しか使えない。
そこで、このシステムを2人で同時に使えるように、ノートPCを購入してopenSUSEのインストールと無線ルータの設定を行った。SSHを使ってデスクトップPCに接続することで、このノートPCはデスクトップPCの拡張機器――要するに追加のキーボードとモニタ――として機能する。また、KDEのKonquerorやGNOMEのNautilusといったファイルマネージャでは、SSHを利用して別のコンピュータへのリモート接続が可能だ。そのため、ファイルをいちいちフラッシュメモリから出し入れするよりずっと効率的にリソースを共有できる。
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