最新となるインテルのPenrynコア採用プロセッサを搭載した1UラックマウントサーバがHPCシステムズから発売された。
HPCシステムズは11月13日、インテルのXeonプロセッサ「5400/5200シリーズ」を2CPUと最大32Gバイトのメモリを搭載した1Uラックマウントサーバ「HPC5000-XH216R1」を販売開始した。
5400/5200シリーズは、最新となる45nmのPenrynコアを採用したサーバワークステーション向けのクアッドコア/デュアルコアプロセッサ。従来と比べプロセッサ内に集積するトランジスタ数が約2倍になったほか、消費電力が約30%減少したことでパフォーマンスが向上した。
新製品は、Penrynコア採用によってプロセッサごとに独立して設けられたフロントサイドバス(FSB)が1600MHzに対応したほか、プロセッサ側に搭載された共有L2キャッシュ容量が12Mバイト(デュアルコアでは6Mバイト)に増強され、メモリ転送性能が向上した。
同社は、科学技術計算やコンピュータシミュレーションなどに利用されるHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)クラスタノード向けに提供していく方針。
価格は現在のところ未定としている。
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