スカイコム、IC認証とイメージログ管理対応のプリントシステムを発売

スカイコムはICカード認証やPDFデータによるイメージログ管理で、印刷物の情報漏えいをふせぐマルチベンダー対応のプリントシステムを発売した。

» 2007年11月27日 12時27分 公開
[ITmedia]

 スカイコムは11月27日、マルチベンダー対応のプリントシステム「ザ関所」を発売した。出荷は12月1日から。

 「2006年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」によると、情報漏えいの経路は紙媒体が43.8%で、Web/ネットワークの22.0%、PCの10.7%、可搬記録メディアの8.2%を上回っている。企業や官公庁はe-文書法や個人情報保護法、J-SOX法などの観点から情報漏えい対策を行っているが、ファイルなどのデジタルコンテンツに対してはアクセス権限を設定できるのに対し、データをプリントアウトした後の紙媒体は保護できていないのが現状だ。

 ザ関所は、クライアントPC用のドライバソフト「Sky Universal Printer」をインストールすることで、「国内で販売しているあらゆるプリンタ機種に対応する」(同社広報部)ソリューション。ICカードを用いた本人認証や、印刷と同時にデータをPDFに変えイメージログとして記録する機能を持つ。

 本人認証で印刷日時や印刷者IDを管理できるため、共有プリンタでは把握しきれなかった私用のプリントや、誰がどんな内容を何枚出力したという細かな印刷履歴を判別できる。さらにイメージログを残すことで、印刷物の内容までを詳細に把握できる。

 価格は、印刷ログを管理する「Master Server」とプリンタサーバ「Secure Printer Server」、ICカードコントロールターミナル環境の「Printing Control Terminal」がそれぞれ1ライセンス、Sky Universal Printerの最小構成で、383万2500円から。

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