新規契約から基本料が3年間無料――ホワイトプランに学割投入

ソフトバンクモバイルは、学生の新規契約者に限定したホワイトプランの学割サービスを開始する。基本使用料などが3年間無料になる。

» 2008年01月21日 20時27分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 ソフトバンクモバイルは1月21日、学生の新規契約者を対象に月額基本料などが3年間無料になる「ホワイト学割」サービスの受け付けを2月1日から始めると発表した。3月から同サービス限定のコンテンツの提供も始める。

ホワイト学割の概要

 ホワイト学割は、月額980円で午前1時〜午後9時までのソフトバンク同士の通話料が定額になる「ホワイトプラン」が3年間無料になる。合わせてパケット定額プランが0円からの課金(通常は1029円から)となるほか、3月開始予定の「コンテンツ学割クラブ」で提供される着信メロディやゲームなどを無料で利用できる。

 対象となるのは、小学校から専門学校、大学までの学生で、学生名義で3Gサービスを新規契約する場合。契約時に学生証などの身分証明書と、利用者が20歳未満の場合には親権者の同意書も必要になる。別途、「S!ベーシックパック(月額315円)」の契約も必須となっている。無料期間は3年間のため、例えば大学4年生時に契約し、その後新社会人となっても2年間はサービス対象期間に含まれる。3年間を経過すると、自動的に通常のホワイトプランが適用されるようになる。

 新サービスは、申し込み期間が5月31日までの限定サービスになる。既存の学生ユーザーなどや5月31日以降に新規契約する学生向けには、4月1日に新サービスを発表するという。

コンテンツ学割クラブでは、装飾メール(デコレーションメール)用のテンプレートが1万種類以上が無料で使える。NTTドコモやauは2500〜3000種類ほど

 コンテンツ学割クラブでは、携帯電話コミックや書籍などのコンテンツも提供される予定で、2009年3月までに1万3700種類以上のコンテンツを取り揃えることにしている。

孫社長

 孫正義社長は、「学生は日本の宝。携帯電話料金を稼ぐためにアルバイトを頑張っている学生も多く、彼らがそうした苦労をしなくても携帯電話を使えるようにしたい」と話した。

 新サービスは、年間で最も新規契約者の多い春商戦向け施策ともなっている。孫社長によれば、ソフトバンクモバイルの学生新規契約者はNTTドコモやKDDIに比べて少ないという。「学生ケータイといえばソフトバンクと呼ばれるようにしたい」(孫社長)と、若年層での知名度向上を狙う。

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