Oracle、「Oracle CRM On Demand Release 15」をリリース

Oracle CRM On Demandの最新版はSNS機能やコラボレーション機能に重点を置いたWeb2.0型のCRMだ。

» 2008年03月12日 09時56分 公開
[ITmedia]

 米Oralceは3月11日、SaaS型CRMサービスの最新版「Oracle CRM On Demand Release 15」を発表した。最新版では、新たにソーシャルネットワーキングサービス(SNS)機能やコラボレーション機能を含む「Social CRM」やモバイル対応機能が盛り込まれている点が特徴だ。

 新機能「Social CRM」には「Sticky Notes」および改良版「Message Center」というコラボレーション機能が含まれる。Sticky Notesはクリックするだけで既存の「メモ」にアクセスしたり、新規メモを作成することができる。またメモの公開レベルもプライベートやパブリックなど自由に設定可能だ。メモを共通のプロジェクトに取り組むチームで共有すれば、最新情報を常に交換できる。

Sticky Notes Sticky Notes

 またウィジェット機能により、Oracle CRM On Demandのコンポーネントを、iGoogle、My Yahoo!、Microsoft SharePointや、自分のデスクトップに組み込むことが可能になった。外部のWebコンテンツを、Oracle CRM On Demandのホームページやディテールページ、アクションバーに組み込んだり、SNSからの情報をディテールページに統合することができる。RSSフィードアプレットもサポートするため、ニュースサイトの最新ニュースにOracle CRM On Demand内からアクセスできる。

widget iGoogleに張ったウィジェット

 Oracleは同日、「Oracle Mobile Sales Assistant」も発表した。Oracle CRM On DemandをResearch In Motionの携帯端末BlackBerryで利用するための製品。

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