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» 2008年03月18日 08時30分 UPDATE

ヘビーユーザーはまだ一部:墓前で死者の声を聞く QRコードビジネスの今 (1/3)

お墓参りに携帯電話を利用、故人の声をQRコードで聞く――そんなサービスが最近発表された。企業は今後QRコードをビジネスにどのように活用していくのだろうか。

[藤村能光,ITmedia]

 携帯電話ユーザーの約84%がQRコードを利用している――ネットエイジアが3月14日に発表した「QRコードに関する利用実態」の調査結果で明らかになった。携帯電話が高機能化したことで、QRコードの利用は一般的に広まってきた。その状況に企業も足踏みしているわけではない。企業はQRコードをどのようにビジネスに結び付けているのだろうか。

お墓のQRコードで故人の声を

 お墓参りにQRコードが一役買う――IT DeSignはオリジナルのQRコード「デザインQR」を、石の声が提供する墓石シリーズ「供養の窓」に提供、4月1日にQRコード付きのお墓を発売する。

 供養の窓は、窓鍵が付いた扉の内部にデザインQRを設置し、故人の写真やプロフィールなどを閲覧できるようにしている。動画へのリンクも張っており、30秒程度の動画を見ることもできる。記念となる動画を残しておきたいという親族の声を反映させた。扉の鍵は親族など限られた人が持ち、部外者はQRコードを読み取れないようになっている。

image 鍵の付いている扉を開けると、中にQRコードが設置されている

 「誰もがQRコードを読み取れるようになると嫌だが、親族だけが読み取れる仕組みなら安心という声も出ているなどニーズはある」(IT DeSign広報部)

 病気をしている高齢者は、お墓参りのために長距離を移動することが難しい。携帯電話からお墓参りをしたことを記帳できる電子掲示板もサービス化する予定だ。故人のQRコードを印刷したカードやペンダントを香典として提供する考えもあるという。「携帯電話の利用率が高い若い世代などが使うような、新たなサービスとして展開する」(IT DeSign広報部)

 これまでポスターやチラシなどに印刷されていたQRコードは、新たなビジネスと結びつこうとしている。

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