ニュース

2007年の携帯電話の国内販売台数は過去最高に――ガートナー調べ

2007年の国内の携帯電話販売台数は約5230万台で、過去最高になったことがガートナー ジャパンの調査で明らかになった。
2008年03月19日 15時43分 更新

 調査会社のガートナー ジャパンは、2007年の国内携帯電話販売台数が約5230万台になったとの調査結果を発表した。ワンセグ搭載などのハイエンド端末を中心に売れ行きを伸ばし、同調査では過去最高の販売台数を記録した。

 調査リポートによれば、2007年はワンセグ放送受信機能や音楽再生機能、高画質大画面搭載機、高画素カメラなどのハイエンド端末への買い替え需要が促進され、カメラ付き携帯電話端末によって買い換え需要が大きく伸張した2003年を上回る規模になったという。

 第1四半期から第3四半期は前年同期比2桁増の成長率を記録したが、第4四半期は前年割れとなった。同社では、買い換え需要が収束したためと分析している。

gtnmp07.jpg 日本における携帯電話端末対エンドユーザー販売台数:2007年(出典はガートナー、丸め誤差により、各合計値と合計欄の値が一致しない個所がある)

 端末メーカー別では、シャープがシェア2位のパナソニック モバイルコミュニケーションズのほぼ2倍のシェアを確保し、2年連続で首位を維持した。同社の液晶テレビ「AQUOS」のブランドを冠した高画質の映像再生機能が人気となり、NTTドコモとKDDI、ソフトバンクモバイル向けの各端末で好調な販売を維持した。また、パナソニック モバイルコミュニケーションズは、機種のバリエーションを拡大したことで2年連続シェア2位を記録した。だが、第4四半期はNTTドコモ向け「P905i」が人気を博したものの、店頭での在庫切れが続き、販売台数を伸ばすことができなかったとしている。

 3位以下には富士通、東芝、NECが続き、富士通は「らくらくホン」などシニア層向け端末が人気となり、前年の6位からシェアを拡大したほか、東芝は、AV機能を訴求ポイントに新機種を展開したため、ユーザー認知度向上に成功した。NECは前年の3位から後退したが、第4四半期に投入したドコモ向け「N905iμ」など薄型デザインを採用した端末が機能面とともにユーザーの支持を獲得したとガートナーでは分析している。

 2008年の予測では、2007年秋から携帯電話各社が導入している新販売方式などで端末を長期間利用するユーザーの傾向が強まり、特に2008年後半から2009年にかけて一時的に需要が停滞するとしている。また、ユーザーニーズのさらなる多様化で端末メーカーを取り巻く環境が一層厳しくなるほか、2008年の国内登場が噂される米AppleのiPhoneなどユーザーインタフェースが特徴的な海外メーカー製端末が勢力を伸ばすことも想定されるとしている。

[ITmedia]

Copyright© 2010 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.




キャリアアップ



エンタープライズ・ピックアップ

news008.jpg クラウドがもたらす本当のメリット:日本のクラウド市場の現状とクラウドの価値へのフォーカス
クラウドに関する企業ユーザーの声は厳しい。それが何を意味するのかがいまだ分かりにくく、まして何を提供してどのような利便性が生まれるのかの説明がなされていないからである。クラウドがもたらす変化や体験を正しく伝え、理解されることが、本当のクラウドを企業へ推進することにつながるのである。

news008.jpg 点検 ストレスなきデジタル情報整理術:「残業ゼロ」に向けて社員の能力を引き出す方法――元トリンプ社長の吉越氏
業務の生産性向上や効率化などの課題を解決するには、ITの活用に加えて、社員が活力を維持できることも重要になる。ストレスのない働き方を実現していくためのポイントを、「残業ゼロの仕事術」で知られる元トリンプ・インターナショナル・ジャパン社長の吉越浩一郎氏に聞いた。

news040.jpg 戦略コンサルタントの視点:無料化するクラウド、潜む落とし穴
戦略コンサルティングファーム独ローランド・ベルガーに、情報システムの新たな姿について寄稿してもらう。4回目は、クラウドコンピューティングの落とし穴について解説する。

news013.jpg ITmedia リサーチインタラクティブ 第5回調査:Google Appsへの期待が鮮明に――変わる企業の情報共有基盤
電子メールやスケジュール管理などの機能を持つコミュニケーションツールの入れ替え時期が迫っている。10年前に導入した企業が約4割に上り、今後の導入においてはGoogle Appsへの期待が高まっている。ITmedia エンタープライズとITRが実施した読者調査から、企業の情報共有基盤に対するニーズの変化を明らかにする。

news011.jpg ドジっ娘リーダー奮闘記:年上の男の子
年功序列型の組織ではあまり存在しなかった立場と年齢の逆転が実力主義の現在では当たり前になり、若いリーダーが年上のメンバーとの関係に戸惑うことが多いようです。今日は年上のメンバーへの接し方を、しんこちゃん&春美ちゃんの新米リーダーペアとともに学びましょう。