神の手雲メールに注意 マルウェア感染の可能性も

G DATA Softwareは、チェーンメール「神の手雲」のリンク先にマルウェアが潜んでいる可能性があるとして、注意を呼びかけた。

» 2008年03月21日 13時01分 公開
[ITmedia]

 G DATA Softwareは3月17日、チェーンメール「神の手雲」について注意を呼びかけた。この画像からほかのサイトへの誘導がある場合、リンク先にはスパイウェアやフィッシング詐欺が潜んでいる可能性があるという。

 神の手雲は、7人に送ると幸せになるというメッセージとともに、空に2つの手の形をした雲が写っている画像が添付されたチェーンメール。4〜5年以上前に海外で作成された合成写真と推測されているが、発生源は分かっていない。

image 神の手雲の画像(G DATA Software提供)

 「トレンドマイクロのWebページ改ざんなど、リンク先にマルウェアを仕掛ける手口が増えている。神の手雲メールのリンク先にスパイウェアやフィッシング詐欺が潜んでいる可能性も考えられる」(同社広報)

 コミュニティーWebサイト「mixi」上で神の手雲が一部に出回ったことを受け、「mixiに掲載されると影響が大きいと判断して注意を呼びかけた」(同社広報)という。

 同社は約200のリンク先を調べたが、マルウェアなどが仕掛けられているサイトはなかったとしている。

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