全社規模のSOA展開を支援するAquaLogic Service Bus 3.0を発表した日本BEAの志賀社長は、「日本市場でも全社規模での実装が進むだろう」と期待する。
日本BEAシステムズは4月23日、ビジネスにアジリティをもたらすサービス基盤、「BEA AquaLogic Service Bus 3.0」を発表、24日から国内出荷を開始する。
AquaLogic Service Busは、サービスコンポーネントの接続や中継(ルーティングなど)の機能と、運用管理機能を兼ね備えたESB(エンタープライズサービスバス)製品。新しいバージョン3.0では、分散した複数のESBドメイン間を横断してサービスを活用し、全社規模のSOA展開を実現するのが大きな特徴だ。
日本BEAの志賀徹也社長は、「ようやくSOAが根付いてきた。日本市場でも全社規模での実装が進むだろう」と期待する。
また、「J-SOX法の影響もあり、ビジネスプロセスを見直す気運が日本企業でも高まっている」と志賀氏。新しいAquaLogic Service Busでは、AquaLogic BPM Suiteとの統合もさらに図られ、登録されたサービスコンポーネントを組み替えながら、ビジネス環境の変化に応じて、迅速にビジネスプロセスを変更できるようになる。
BEA AquaLogic Service Bus 3.0の価格は、1CPU当たり450万円、無償評価版は同社サイトからダウンロードできる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.