個人の健康情報をWeb上で入力 ウィルコムなどが医療サービスを発表電子カルテを持ち歩こう

健康情報を入力して、閲覧・更新ができるサービスをウィルコムらが開始する。入力したデータはPHS端末で表示でき、それを基に適切な診察などが受けられるという。

» 2008年05月13日 16時14分 公開
[ITmedia]

 ウィルコムなどは5月12日、電子カルテを活用した医療サービス「ポケットカルテ」の試験サービスを6月1日に開始すると発表した。

 ポケットカルテは、定期検診の記録や通院履歴などの健康情報をインターネット上に電子カルテとして蓄積し、閲覧および更新ができるサービス。

 6月1日に開設するポケットカルテのホームページから健康情報を入力すると、PCやPHS端末を通じて特定健診データの登録や閲覧ができるようになる。

image ポケットカルテで実現する医療サービス(ウィルコムのWebページより)

 ユーザーは、PHS端末に表示した健康情報を初診時に医師に見せることでより効果的な診察を受けられるようになる。患者の病歴をその場で把握できるため、救急現場や医療機関で適切な治療が可能となる。

 試験サービスは、ウィルコムのPHS通信サービス利用者が対象。本サービス開始の10月まで継続する。ポケットカルテの開発は、ウィルコムのほかにNPO法人日本サスティナブル・コミュニティー・センター、アピウス、メディカルコミュニケーションが共同で実施した。

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