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» 2008年06月12日 19時42分 UPDATE

ネットバンキングのセキュリティ強化:商工中金、フィッシング詐欺対策を開始

商工中金はフィッシングサイトによる詐欺被害の予防策を開始した。

[杉浦知子,ITmedia]

 商工組合中央金庫(商工中金)は6月10日、RSAセキュリティが提供するフィッシングサイト閉鎖サービス「RSA FraudAction」を採用したと発表した。6月1日より利用を開始している。

 商工中金はNTTデータのインターネットバンキングサービス「ANSER-WEB」を利用し、法人顧客に金融サービスを提供している。4月にANSER-WEBのオプションサービスとしてRSA FraudActionがANSER-WEBに導入されたことを受け、商工中金は同オプションの採用に踏み切った。

 商工組合中央金庫債券金融・法人部の出口典正氏は採用の理由について「ネットバンキングのセキュリティ強化にはこれまで電子証明書方式の導入などで対応してきた。今後フィッシングサイト対策が必要と判断し、RSA FraudActionの採用を決めた」と話す。これまでフィッシングサイトによる詐欺被害の報告を受けたことはないが、予防策として採用した。

 RSA FraudActionはネットバンキング利用者のPCの知識やセキュリティ対策のばらつきという問題を解決するという。RSAセキュリティマーケティング統括本部マーケティングコミュニケーションマネジャーの嶋宮知子氏は「利用者のフィッシングサイト対策にゆだねるのではなく、ネットバンキングを提供する側がフィッシングサイト対策を施し、サイトそのものを閉鎖することで、利用者のフィッシング詐欺被害を予防することが重要だ」と話す。

 フィッシングサイトは海外のサーバを拠点にしているものが圧倒的に多く、対応が困難であるが嶋宮氏は「RSA FraudActionはグローバルに拠点を持つので、海外のフィッシングサイトにも迅速に対応できることが強みだ」と話している。RSA FraudActionは世界の金融機関など260社以上に採用され、185カ国で8万サイト以上を閉鎖した実績がある。

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