日立ビジネス、電子データの分割と復号を自動化する新製品情報漏えいを阻止

日立ビジネスは自動的に機密データの分割および復号をする情報漏えい対策製品を発売した。

» 2008年06月16日 14時03分 公開
[ITmedia]

 日立ビジネスソリューションは6月16日、情報漏えい対策製品の「割符ランチャーセット」を発売した。電子データを分割して物理的に異なる場所で管理する「電子割符」技術を採用している。

 新製品は、データの割符化および復元を自動的に行う製品。あらかじめ設定したフォルダ内のファイルをWindowsのシャットダウン時に分割し、USBメモリとPCのHDDに保存する。PC起動時にUSBメモリを接続すると自動的にファイルを復号する仕組み。分割したデータをそろえなければ復号できないため、情報漏えいのリスクを軽減させるという。

 製品は、5ユーザーライセンスと割符化ソフトの「モバイル割符2.0 TypeU1」、「割符ランチャー」、USBメモリへの機能配布ソフトで構成され、価格は10万5000円。別途、USBメモリの購入が必要。同社は「モバイル割符2.0」シリーズ全体で今後1年間に1万5000ライセンスの販売を見込む。

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