日立、Exchange上で動作する秘密分散法による情報漏えい対策ソフト

日立は、電子メールによる情報漏えいを防止するソフトウェア「メール割符 for Exchange Server」を発表した。6月12日から販売する。

» 2006年06月08日 18時18分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は6月8日、電子メールによる情報漏えいを防止するソフトウェア「メール割符 for Exchange Server」を発表した。6月12日から販売する。

 同製品は、「Microsoft Exchange Server」と「Microsoft Office Outlook」を組み合わせたメールシステム上で動作し、秘密分散法を応用した情報漏えい防止アドインを提供するもの。マイクロソフトと技術協力して開発した。

 メール割符を搭載したUSBメモリをPCに差し込み、Outlookのツールバーに表示されたボタンを押すだけで利用できる。同製品を利用することで、メール送信時にはメール本文と添付ファイルを自動的に複数に分割(割符化)して送信。受信時は割符化された複数のメールを受信後に復元し、本文や添付ファイルの閲覧を可能にする。専用USBメモリを抜くと、割符化する前の状態に復元できないため、保存されているメール情報の閲覧ができないという。また、誤送信をしても受信者は閲覧できないほか、途中でメールを盗み見られることを防止する。

 Active Directoryのグループポリシー機能を利用して、電子割符の使用制限設定などを一元的に管理することも可能だ。

 価格は1クライアントあたり2万6250円から。

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