日立は、秘密分散法を活用した情報漏えい対策製品「モバイル割符 mobile M」の販売を開始した。
日立製作所 情報・通信グループは4月1日、秘密分散法を活用した情報漏えい対策製品「モバイル割符 mobile M」の販売を開始した。
同社の「モバイル割符」は、システムファイル以外のデータやプログラムを秘密分散法により、PCのローカルディスクとUSBメモリに分割して保存するソフト。PCとUSBメモリの両方がそろわないと、ファイルの閲覧などが行えないため、高いセキュリティレベルを確保できる。
今回発表したmobile Mでは、分割したデータの保存先をPCではなく、MOなどの媒体と専用のUSBメモリに分けて保存できるようにした。盗難や紛失による情報漏えいを防止しながら、重要なデータを顧客へ輸送するといった利用が可能。専用USBメモリ内のソフトを使って分割を行うため、どのPCでもモバイル割符の機能を利用でき、拠点や顧客先などを経由した修正と移動を繰り返す用途にも向く。
専用USBメモリには、256Mバイト/512Mバイト/1Gバイトを用意した。価格は26万1450円から。
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