ソニックウォール、配信不能スパムに対処する新機能ファームウェア更新で

ファームウェアのバージョンアップでスパム対策を強化した。

» 2008年07月07日 15時37分 公開
[ITmedia]

 ソニックウォールは7月7日、メールセキュリティ用アプライアンスの最新ファームウェア「SonicWALL Email Security 6.2」を公開した。スパムメール対策機能を強化した。

 最新版は、電子メールの配達不能通知(Non-Delivery Report)を装うスパムメール(通称、NDRスパム)に対処した「BATV(Bounce-Address-Tag-Validation)」機能を搭載。同機能は、送信される個々のメールに送信者には見えない非公開鍵を使ったタグを付与し、アプライアンスがNDRメールを受信すると、このタグを確認して正しいNDRメールであるかを識別するという。NDRスパムは、嘘の配達不能通知によって再送信を試みるユーザーのアドレスを入手しようとする手口。

 このほか、最新版では言語検出機能の向上し、オランダ語やフランス語、スウェーデン語によるスパムメールへの対処を強化したほか、ユーザーインタフェースの改善でシステムの稼動状況を視覚的に把握できるようにした。

 既存ユーザーは同社サイトからダウンロード入手できる。

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