NTT Com、排熱の囲い込みでデータセンターのエネルギー効率を2割向上省スペースも実現

エーピーシー・ジャパンの冷却ソリューションを導入したことで、エネルギー効率を20%向上させた。

» 2008年07月09日 22時04分 公開
[ITmedia]

 エーピーシー・ジャパンは7月9日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)のデータセンターに、冷却ソリューション「InfraStruXure InRow RP DX」(InRow RP DX)と「HACS(Hot Aisle Containment System)」を導入し、稼働を開始したと発表した。

image HACS

 InRow RP DXは、IT機器の発熱をラック列ごとに冷却する空冷方式のソリューション。HACSは、排気が集中して熱溜まりとなったホットアイルをドアと天井パネルで囲うことで、熱の再循環を防いで冷却効率を向上させるもの。

 顧客向けにホスティングサービスを提供するNTT ComのデータセンターにInRow RP DXとHACSを導入。高密度ラックを効率的に設置できるようになり、エネルギー効率を最大で約20%向上させた。ITラックの設置本数が約20%増えるなど、空調装置の設置スペースの削減にも寄与した。

 エーピーシー・ジャパンはこれまで、無停電電源装置「Symmetra PX」、ラック「Netshelter SX/VX」、ネットワーク上で遠隔監視ができるソフトウェア「InfraStruXure Manager」などを同データセンターに提供してきた。

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