Sophos、独セキュリティ企業のTOB実施を発表買収総額は2億1700万ユーロ

SophosはUtimacoの全発行済み株式の取得を目指し、既に最大株主であるInvestcorp Technology Partnersから24.99%を取得する契約を取り付けた。

» 2008年07月29日 09時20分 公開
[ITmedia]

 英セキュリティ企業のSophosは7月28日、暗号化など企業向けの情報セキュリティを手掛ける独Utimaco Safewareの株式公開買い付けに乗り出すと発表した。

 SophosはUtimacoの全発行済み株式の取得を目指し、Utimaco株式1株当たり14.75ユーロで買収する予定。買収総額は2億1700万ユーロとなる。現時点でUtimacoの最大株主であるInvestcorp Technology Partnersから、Utimaco株の24.99%を取得する契約を取り付けた。公開買い付けは8月から開始し、10月までに完了する見通し。

 Utimacoの買収によってセキュリティとコントロール戦略の強化を図り、外部の脅威やエンドユーザーの不注意から情報とコンピュータを守る事業を強化。合併後はUtimacoをSophosの新事業部とし、UtimacoのSafeGuardブランドはSophosブランドの下で存続させる方針。

 これとは別に、SophosはUtimacoとの間で再販契約を結び、世界各国でSafeGuard Enterpriseの販売に当たると発表した。

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