iPhoneで企業のマーケティングを支援、GDCとモディファイが提携話題効果を最大化

企業サイトのコンテンツをiPhone向けに変換・配信する技術で、ユーザーへの情報提供ができるようになるという。

» 2008年07月31日 16時10分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 携帯電話マーケティング支援のグランドデザイン&カンパニー(GDC)とRSS配信技術のモディファイは7月31日、Appleのスマートフォン「iPhone」を利用したマーケティング支援サービスの開発で協業すると発表した。

 提携では、GDCが保有する携帯電話サイトを利用したマーケティングコンサルティングのノウハウと、モディファイがこのほど開発したiPhone向けRSSリーダ「MODIPHI for iPhone」を組み合わせる。iPhoneユーザーを対象に提供する情報内容やコンテンツの設計、コミュニティーサービスの構築、バイラル(口コミ)展開といった、広範なサービスを企業向けに用意するという。

iPhone向けにコンテンツ配信する仕組み

 モディファイは、既存のPCサイトなどのコンテンツを携帯電話向けに自動変換してRSSとして配信する独自技術「MODIPHI」エンジンをiPhoneに対応させた。MODIPHI for iPhoneと連携することにより、iPhone専用のWebサイトを構築しなくても、ユーザーへ迅速に情報を提供できるようになる。

 GDCの小川和也社長は、「すでにアパレル業界からiPhoneユーザーへのマーケティングについて問い合わせが来ている。コンテンツを表現する分野でモディファイの技術を活用することにより、企業ニーズに迅速に応えていく」と話した。

 モディファイの小川浩代表兼CEOは、「AppleではiPhoneを世界70カ国で販売するとしており、企業は特にWebを通じた訴求で世界のiPhoneユーザーへアプローチできるようになるだろう」という。

MODIPHI for iPhoneの画面イメージ

 iPhoneは、国内でも発売以前から多数の報道が行われるなど注目を集め、年内に国内だけで100万台の出荷が見込まれている。GDCの小川氏は、「例えば有名ブランドがiPhoneでキャンペーンをするといったことが話題になる。社会的な影響も大きく、iPhoneを利用した訴求効果を最大化していく支援を実現したい」と話している。

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