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» 2008年10月14日 09時55分 UPDATE

Teradata PARTNERS 2008 Report:eBayが5ペタバイトのDWH構築、Teradataユーザー会で各社が「知識」を共有 (1/2)

「Teradata PARTNERS 2008」は「Enterprise Intelligence Awards」の授与式で幕を開けた。「Excellence in BI and Analytics」には、5ペタバイトという世界最大規模のDWHを構築するeBayが選ばれている。

[浅井英二,ITmedia]
strip01.jpg ラスベガスでは巨大なコンドミニアムも建設中だが先行きに陰も

 「Teradata PARTNERS 2008」は米国時間の10月13日早朝、「Enterprise Intelligence Awards」の授与式で幕を開けた。PARTNERSがユーザーグループ主催のカンファレンスであることを印象づける幕開けだ。未曾有の金融危機が世界経済に暗い陰を落としていることもあってか、カジノのディーラーも暇をもてあましているが、3000人を超えるTeradataのユーザーらがネバダ州ラスベガスのマンダレイ・ベイ・ホテルに集まった。

 PARTNERSは、今年で何と23回目を数える。1979年、ロサンゼルス有数のヨットハーバーで知られるマリーナ・デル・レイのガレージから産声を上げたTeradataは、データベースの処理に特化した専用のコンピュータを開発、1983年に最初の顧客であるWells Fargo Bankにβバージョンを納入している。そのわずか3年後からPARTNERSが始まり、Teradataは常にユーザーの声に耳を傾け、エンタープライズデータウェアハウスの市場をリードしてきた。

 この日、優れたビジネスインテリジェンスとアナリティクス(分析)の事例を対象にしたアワード、「Excellence in BI and Analytics」に選ばれたのは、オンラインリテーラー最大手のeBayだ。同社は、Teradataを基盤とし、5ペタバイトという世界最大規模のエンタープライズデータウェアハウスを構築、社内の50以上の部門に「サービス」として分析機能を提供し始めた。同社でアーキテクチャーとオペレーションを担当するシニアディレクターのオリバー・ラッツェスバーガー氏は、「トップから末端に至るまで、分析こそがわれわれのDNAだ」と話す。部門ごとにばらばらにデータ分析システムを構築するよりも運用コストが節約できるという。同社の事例は、2日目のセッションで詳しく紹介される予定だ。

 今年のPARTNERSでは、200以上のセッションが用意されているが、そのうち約半数はeBayのようなユーザー企業によるものだ。日本からもコカ・コーラウエスト三井住友銀行が選ばれ、その先進事例を紹介する。

Beyond Intelligence

tobi01.jpg PARTNERS運営委員会のトビー・ザッピ委員長

 午前に行われたオープニングセッションの主役も、PARTNERS運営委員会のトビー・ザッピ委員長だ。彼女は、保険・金融サービス大手のNationwideでデータベース管理者やデータモデラーらを統括するマネジャーを務めている。

 「情報は英知となり、次の打つ手を変え、組織の競争優位性確立につながった。将来に向けてさらなる無限の可能性を感じる」とザッピ氏。彼女が掲げた今年のテーマは、「Beyond Intelligence」だ。

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