コラム
» 2009年04月13日 08時46分 UPDATE

Weekly Memo:Microsoft Online Servicesに向けたパートナーの思惑 (1/2)

マイクロソフトが先週、企業向けオンラインサービスの価格などとともに、パートナービジネス戦略を明らかにした。それを受けたパートナー側の思惑とは――。

[松岡功,ITmedia]

オンライン時代のパートナーのビジネス機会

 「マイクロソフトの技術を基盤とする世界のビジネスマーケットは、実はマイクロソフトが1ドルの収入をあげるたびに、ビジネスパートナーが7ドルの収入を得る仕組みになっている。つまり、マイクロソフトのビジネスの成功は、パートナーの存在無くしてはあり得ない。こうしたパートナーシップを、オンラインサービスのビジネスでも継承したい」

 マイクロソフトが先週6日に開いた企業向けオンラインサービス「Microsoft Online Services」の戦略説明会で、米国本社で同事業を統括するスティーブン・エロップ プレジデントはこう語り、同社にとってのパートナービジネスの重要性を強調した。

 マイクロソフトはこの会見で、Microsoft Online Servicesの第1弾となる「Microsoft Business Productivity Online Suite(BPOS)」について、価格や提供時期を含めて具体的なサービス形態を説明した。その内容については関連記事を参照いただくとして、ここでは同社が推進するパートナービジネス戦略、およびそれを受けたパートナー側の思惑に注目したい。

 企業向けオンラインサービスとパートナービジネスは、はたして両立するのか――この点は、今もIT業界の大きな関心事だ。これに対し、マイクロソフトは「ソフトウェア+サービス」というコンセプトを掲げ、オンプレミス(自社運用)とオンラインサービスを両立させる中で、パートナービジネスも継続・拡大させることを表明してきた。

weekly0413.jpg 4月6日に行われたMicrosoft Online Services戦略説明会。右からエロップ氏、眞木氏、町田氏、佐分利氏。

 ではマイクロソフトの企業向けオンラインサービスに対し、パートナーには具体的にどのようなビジネス機会があるのか。同社の佐分利ユージン執行役常務は、「事業拡大」「商談加速」「収益増大」といった3つのポイントをあげてこう語った。

 「例えば、予算や運用の問題でこれまで提案が難しかったユーザーヘアプローチできるようになることで事業拡大が図れる。また、ハードウェアやメンテナンスの提案が不要になることから、その時間をビジネスアプリケーションの商談に費やせるようになるなど商談を加速できる。さらに既存のソフトウェアビジネスに加えて、より戦略的な提案を行うことで収益増大につなげることができる」

 そして具体的には、「コンサルティング、インテグレーション、移行、トレーニングといった分野が、パートナーのビジネス拡大につながる」とし、パートナーにとってもメリットがあることを強調した。

 ではこれを受けて、パートナー側はどのように考えているのか。

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