Panda、オンラインベースのセキュリティ対策ツールを公開メモリ使用量を軽量化

Panda Securityは、オンライン上のデータベースを利用してマルウェア検知を行うセキュリティ対策ツール「Panda Cloud Antivirus」を無償公開した。

» 2009年04月30日 16時12分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のPanda Securityは4月29日、オンライン上のデータベースを利用してマルウェア検知を行うセキュリティ対策ツール「Panda Cloud Antivirus」のβ版を公開した。

 同ツールは、従来ローカルにインストールされているパターンファイルを用いて行っていたマルウェア検知をインターネット経由でできるようにしたもの。ローカル上にパターンファイルを持つ必要がなく、メモリ使用量やシステムパフォーマンスへの影響を削減できるとしている。

ユーザー画面

 オンライン上のパターンファイルのデータベースは、同社製品のユーザーから提供されるマルウェア情報を基に常時更新され、新種のマルウェアを約6分程度で分類する。一日あたり約5万種の検体がユーザーから提供されており、同ツールを使用することで新種のマルウェアから迅速にコンピュータを保護するという。

 同ツールには、ローカル上でもウイルスやスパイウェア、ルートキットなど検出するための機能が実装されているが、メモリ使用量は約17Mバイトで、従来型のツールに比べて約50%軽量化した。

 提供されるのは英語版、ドイツ語版、スペイン語版となっている。

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