Panda、ウイルス対策用にUSBメモリなどの自動実行禁止ツールを無償公開利用には入念な確認を

Panda Securityは、Cofickerワームなどリムーバブルメディアで感染するマルウェアの対策として、自動実行機能を禁止するツールを無償公開した。

» 2009年03月18日 14時40分 公開
[ITmedia]

 セキュリティソフトウェアメーカーのPanda Securityは3月17日、リムーバブルメディアの自動実行機能を禁止するツールを無償公開した。Cofickerワームなど、リムーバブルメディアで感染するマルウェア対策に有効だという。

 このツールは、USBメモリや外付けHDD、DVD/CDドライブ、メモリカードなどのリムーバブルメディアが自動実行させるのを禁止するツール。OSの設定を変更することで、メディアに格納された「Autorun.inf」が機能しなくなる。

 近年は「MAL_OTORUN」や「Coficker/Downadup」などリムーバブルメディアを通じて感染するマルウェアの被害が急増。これらのマルウェアはリムーバブルメディア内に自身を実行するように命じるAutorun.infを作成し、リムーバブルメディアがPCなどに接続された時点で自動的に起動する仕組みを持つ。

 無償ツールは自動実行機能だけを禁止するため、エクスプローラなどでリムーバブルメディアを参照するなどの通常操作には影響しない。しかしアンインストールしても変更を元に戻せず、PCを初期化する必要があるため、利用する場合には注意が必要だという。

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ