MozillaがFirefox向けデータ同期アドオン「Weave Sync」で、日常使うサイトへのログインを自動化する機能を試作した。
Mozilla Foundationの研究部門Mozilla Labsは5月6日、オンラインサービス「Weave」に、さまざまなサイトに1クリックまたは0クリックでログインできる機能を追加したと発表した。
WeaveはMozilla Labsが2007年にブラウザとオンラインサービスの統合を強化する目的で立ち上げたプロジェクト。FirefoxアドオンのWeave Syncをインストールすると、ブックマーク、履歴、保存したパスワード、開いたタブの状態などのメタデータがMozillaのサーバに保存され、ユーザーは複数の環境でそれらの情報を共有できるようになる。
今回の機能追加により、Firefox 3.1 β3以上とWeave Syncを使っている場合、この機能を使えるサイトを表示するとロケーションバーにアイコンが表示され、そのアイコンをクリックして表示されるダイアログからログインができる。
このダイアログで「今後このサイトには自動ログインする」という指定をすれば、以後ブラウザがサイトを読み込んだ時点で自動的にログインできるようになる。Mozillaのサーバに保存されたパスワードだけでなくOpenIDもサポートする。
この機能を試すには、Firefox 3.1 β3以上をインストールし、Weaveの最新の開発スナップショットをインストールする必要がある。この機能はまだプロトタイプであり、動作に不安定なところがあるという。
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