MS、Windows 7の企業向け割引キャンペーン実施――9月1日から

マイクロソフトはWindows 7の企業向けライセンス購入における割引キャンペーンを開始する。9月1日から。

» 2009年07月27日 21時29分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは10月22日の一般向け販売に先駆け、Windows 7の法人向けボリュームライセンス(VL)を9月1日より販売開始すると公表。同時に「早期アップグレード割引キャンペーン」として、優待価格(1万9800円)で販売することを明らかにした。現行(Windows Vista)の場合は2万2600円。なお通常ライセンス購入するユーザーに対しては、インストールディスクは有償(1枚当たり3000円)での提供となるが、特典としてインストールディスクおよびインストールガイド(仮称)が提供される。本キャンペーンの対象はWindows XP Proffesional、Windows Vista Businessユーザー。

 Windows 7に関しては既に、8月31日までの期間限定で「先行優待キャンペーン」が実施されており、早期アップグレード割引キャンペーンは日程的にもこれを引き継ぐものとなる。実施中の先行優待キャンペーンは、ソフトウェアアシュアランス(SA)単体購入の場合1万2000円で購入できるというもので、「もっともお得に購入いただけるプラン」(中川哲 コマーシャルWindows本部長)と位置付けられる。中川氏は「SAの販売実績は、対前年比で約2.2倍に上っている。ユーザーの期待の高まりを感じている」と期待を込める。

 マイクロソフトでは企業で使われているPCの約半数は、Windows 7の動作要件を満たすものと考えているという。「3年以上、古い環境でPCを使い続けることは、新しいPCに入れ替えるよりもTCOがかさむという調査報道もある。Windows 7への移行は、企業にコスト削減をもたらすはず」(中川氏)

 これを受ける形で、アイ・ティ・アールの伊熊清司シニアアナリストが「Windows 7の新機能によるコスト削減効果」について解説。VLでのみ購入できるWindows 7 Enterpriseにはリモートアクセスやセキュリティ強化、また仮想化のコンポーネントが含まれているため、現状企業が有償で利用しているアンチウイルスやVPNクライアントを置き換え得るとし、そのコストメリットを強調した。

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