日本シー・エー・ディーは簡単に接続できる手のひらサイズのパケットキャプチャアプライアンスを発売した。
日本シー・エー・ディー(日本CAD)は8月7日、手のひらサイズのパケットキャプチャアプライアンス「Ethcapture」を発売した。
Ethcaptureは、ネットワークに接続されたコンピュータ間で送受信する通信パケットを取得する製品。システム障害の解析などが主な用途。スループットは最大2Mbpsで、取得した通信データは256Mバイトまで保存できる。導入に当たり、コンピュータの設定やネットワーク構成の変更を必要とせず、不正接続検知などの監視システムを導入している環境でも活用できる。IPv4およびIPv6のデータも取得可能。
一般的に、障害解析には専用ソフトウェアのインストールや通信機器、ネットワーク構成の設定が必要になる。Ethcaptureは、コンピュータとネットワークの間に設置して電源を入れるだけで、通過するすべての通信パケットを取得する。専門的な技術や知識を要しないため、障害解析に必要な人件費などを減らせるとしている。
価格は7万9800円。8月17日に出荷を開始する。初年度に500台の販売を目指す。
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