Microsoft、簡易版Office「Office Starter 2010」発表プリインストール版Office

Microsoftが、プリインストール版の「Office Starter 2010」や、現行OfficeとOffice 2010を併用できるサービスを発表した。

» 2009年10月09日 09時26分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは10月8日、次期オフィススイートの消費者向け簡易版「Office Starter 2010」ほか、Office 2010関連の新たなサービスについて公式ブログで発表した。

 Office Starter 2010は、PCにプリインストールした形でのみ提供するオフィススイート。(お詫び:当初の記述では“無料だが”としておりましたが、実際には料金について確認ができておらず、記述を削除いたしました。訂正してお詫び申し上げます。なおMicrosoftの日本法人によりますと「Office Starter 2010」の日本での提供は予定されておりません)広告が表示される。従来PCにバンドルされてきた「Microsoft Works」に代わるものという位置付けで、基本機能のみの「Office Word Starter 2010」と「Office Excel Starter 2010」で構成される。

product key card

 Office Starter 2010搭載の新しいPCを購入したユーザーは、「Product Key Card」を別途購入することで簡単にフルバージョンのOffice 2010を使えるようになる。このカードに記載されているキー番号を入力することでOffice Starter 2010の制限が解除され、Office 2010にアップグレードされる。DVD版の製品を購入するよりも簡単にインストールできるだけでなく、エコフレンドリーだとしている。

 公式ブログには、Office Starter 2010の提供時期やどのメーカーのPCに搭載するか、Product Key Cardの購入方法や価格などの具体的な情報は明記されていない。

 新しいPCを購入する予定のないユーザー向けには、Officeの試用および購入のための「Click-to-Run」サービスを紹介している。Click-to-Runはインターネットに接続すると自動的にソフトウェアパッチをダウンロード・インストールするMicrosoftの新技術。仮想化技術を使っており、ユーザーは複数バージョンのOfficeを併用できるという。つまり、現行のOfficeを使いながら、Office 2010を試用できる。

 Microsoftは年内にOffice 2010のβ版をリリースする予定。正規版発売は2010年上半期になる見込みだ。

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