news002.jpg

Kindle 2が我が家にやって来た (1/2)

世界約100カ国で使える3Gネットワーク接続がタダ――これを知って、思わずノリで注文したKindle 2が、手元に届いた。


 アメリカでは電子書籍が流行っているとか、Amazonが電子書籍に乗り出したとか、ニュースとしては聞いていたが、日本ではソニーが電子書籍に失敗(?)したこともあり、あまり気にしていなかった。

 ところが、Amazon.co.jpのトップに、日本向けと思われる(なにせ日本語で書いてあったので……)売り文句とともに、Amazon.comへのリンクがあって、たどってみたら日本を含む世界約100カ国で使える、しかも3Gネットワーク接続がタダだというので、思わずノリで注文してしまった。

 Kindle 2は、注文してから中2日で、UPS宅急便で届いた。出荷時にAmazon.comのアカウントが設定された状態で届くため、届いてすぐにAmazon.comにアクセスできる。贈り物の場合は、贈り主が登録解除をしておき、贈られた側で自分のAmazon.comアカウントを設定する必要がある。

 届いてすぐにやることは、バッテリーの充電だ。充電には付属のACアダプタを使う。アダプタはとても小型で、USBに変換するタイプのものだ。

kin1.jpgkin2.jpgkin3.jpg 純正のLeather Cover(純正)をまとったKindle 2。大きさ比較のためにiPod touchと並べた(写真=左)、純正レザーカバーの右下には「Amazon Kindle」のロゴが(写真=中)、USBタイプのACアダプタ。本体下部のmicroUSBポートに接続して充電する(写真=右)
kin4.jpgkin5.jpg USBポートは薄いタイプのものになっている

大きさ・重さ

 大きさは、写真でiPod touchとの比較からも分かると思うが、新書より大きく、コミック本よりちょっと大きい程度。Amazon.comの説明では、重さは一般的(Typical)なペーパーバックより軽い、と書いてあったが、実際に量ってみたら本体だけで「294g」。ちなみにレザーカバーが170gなので、カバーを付けた状態だと464g。それなりの重量感がある。

 手元にあった「Harry Potter and the Prisoner of Azkaban」の重さは268gだった。Azkabanが一般的(Typical)かどうかは置いておいても、カバー付きだとやはりちょっと重い。でもカバー無しで持ち歩くと、画面に傷が付くんじゃないかという不安もある。重さが気になる人は、袋型のカバーにした方がいいかも。

 ……とはいうものの、寝ころんで読んでみても、あまり重さは感じなかった。むしろ持ち歩いている間の方が、重量感を感じた。

kin6.jpgkin7.jpgkin8.jpg 茂木本との大きさ比較(写真=左)、ペーパーバックとの比較。本体上部には電源スイッチとヘッドフォンジャックがある(写真中、右)

画面表示、音声機能、そして独特の操作感!

 画面は「紙のようなディスプレイ」と表現されているが、いわゆるバックライトのない反射型のディスプレイである。電子出版用として知られている、いわゆる電子ペーパーなのだと思う。表示が固定されている間は電力を消費しないため、電源をOFFにしても、表示されっぱなしにできる。上の写真の中にマーク・トウェインの肖像が表示されているものがあるが、これが電源OFFの状態だ。ちなみに電源を切るたび、違う絵が表示される。実質的に電源OFFは、キーなどの誤操作を防ぐためのものとなっている。オートパワーオフの機能もあるが、動作ロックのような印象だ。

 画面について、個人的にはもう少しコントラストが強い(バックがもっと白い)方が好み。だが、読みにくいというほどではない。気になったのは、画面の書き換えスピードだ。電子ペーパーの仕組み上、仕方がないとはいえ、書き換えがもたつき、ページ切り替えのときに一瞬「あれ?」と思う時がある。

 なお、文字の大きさや行間、1行当たりの単語数の調整は可能だが、フォントは変えられないようだ。

 面白いなと思ったのは、Text-to-Speech機能、いわゆる読み上げ機能だ。機能をONにしてから実際にしゃべりだすまでに、ちょっと気になる“間”があるが、声は男性/女性から選べるし、スピードも3段階に切り替えられる。後述する、PCから転送したPersonal Documentでも読み上げてくれた。

 Text-to-Speech機能があるということは、Kindle 2にはスピーカーがあるということ。本体裏側にステレオスピーカーが内蔵されている。.mp3ファイルを再生できるため、BGMを聞きながら読書を楽しめる(後述するように、musicフォルダに.mp3ファイルを入れ、Kindle 2キーボードの「ALT+スペース」を押下することで再生される。ただし、Text-to-Speech機能との併用はできないようだ)。本体上部の電源スイッチ横には、ヘッドフォンジャックも備えている。

 慣れないうちは操作に戸惑う部分もあったが、基本は「本を読む」という動作なので、読んでいる間は「NEXT PAGE」ボタンだけでこと足りる。

 PCにおける「マウス操作」は、「5-way controller」と呼ばれるスティックポインタを使うが、上下左右と押し込む動作(これで5Way)だけなので、斜め移動などはできない。マウスカーソルもないので、画面描画の遅さとあいまって、操作中にイライラすることもあった。

kin9.jpgkin10.jpgkin11.jpg 画面表示の接写。反射型なので目が疲れにくいように思う(写真=左)、文字サイズおよびText-to-Speech機能の設定画面(写真=中)、Kindle 2のキー/ボタン類(User's Guideより)(写真=右)
       1|2 次のページへ

Copyright© 2010 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.




キャリアアップ



エンタープライズ・ピックアップ

news008.jpg クラウドがもたらす本当のメリット:日本のクラウド市場の現状とクラウドの価値へのフォーカス
クラウドに関する企業ユーザーの声は厳しい。それが何を意味するのかがいまだ分かりにくく、まして何を提供してどのような利便性が生まれるのかの説明がなされていないからである。クラウドがもたらす変化や体験を正しく伝え、理解されることが、本当のクラウドを企業へ推進することにつながるのである。

news008.jpg 点検 ストレスなきデジタル情報整理術:「残業ゼロ」に向けて社員の能力を引き出す方法――元トリンプ社長の吉越氏
業務の生産性向上や効率化などの課題を解決するには、ITの活用に加えて、社員が活力を維持できることも重要になる。ストレスのない働き方を実現していくためのポイントを、「残業ゼロの仕事術」で知られる元トリンプ・インターナショナル・ジャパン社長の吉越浩一郎氏に聞いた。

news040.jpg 戦略コンサルタントの視点:無料化するクラウド、潜む落とし穴
戦略コンサルティングファーム独ローランド・ベルガーに、情報システムの新たな姿について寄稿してもらう。4回目は、クラウドコンピューティングの落とし穴について解説する。

news013.jpg ITmedia リサーチインタラクティブ 第5回調査:Google Appsへの期待が鮮明に――変わる企業の情報共有基盤
電子メールやスケジュール管理などの機能を持つコミュニケーションツールの入れ替え時期が迫っている。10年前に導入した企業が約4割に上り、今後の導入においてはGoogle Appsへの期待が高まっている。ITmedia エンタープライズとITRが実施した読者調査から、企業の情報共有基盤に対するニーズの変化を明らかにする。

news011.jpg ドジっ娘リーダー奮闘記:年上の男の子
年功序列型の組織ではあまり存在しなかった立場と年齢の逆転が実力主義の現在では当たり前になり、若いリーダーが年上のメンバーとの関係に戸惑うことが多いようです。今日は年上のメンバーへの接し方を、しんこちゃん&春美ちゃんの新米リーダーペアとともに学びましょう。