アカマイ、アプリケーション配信サービスにWAF機能を本格導入へ

アカマイは、企業向けWebアプリケーション配信サービスにおいてWebアプリケーションファイアウォール機能を正式に提供する。ユーザーがWebを狙う外部攻撃への対策を強化できるという。

» 2009年12月18日 10時37分 公開
[ITmedia]

 アカマイは12月17日、企業向けWebアプリケーション配信サービスにおいてWebアプリケーションファイアウォール(WAF)機能を追加した。「アカマイWeb アプリケーション・ファイアフォール・サービス」の名称でユーザー企業に提供する。

 同サービスは、オープンソースのWAF「ModSecurityTM Core Rule Set」をベースに開発したもので、5月から試験的に提供してきたもの。SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)といった脆弱性を狙う攻撃を遮断する。

 アカマイは自社の分散型コンピューティングシステム「Edge Platform」にWAFを実装することで、ネットワークのエッジでWebを狙う脅威を脅威を排除しつつ、ユーザー企業のWebアプリケーションの性能や効率性を堅持できると説明している。

 ユーザー企業は、カスタマーポータルから自社のセキュリティルールを設定、管理するだけよく、ハードウェアを追加するなどの作業は必要はない。また、同サービスはPCI DSSへの準拠も支援するという。

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

関連ホワイトペーパー

Webアプリケーション | PCI DSS


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ