アカマイは、企業向けWebアプリケーション配信サービスにおいてWebアプリケーションファイアウォール機能を正式に提供する。ユーザーがWebを狙う外部攻撃への対策を強化できるという。
アカマイは12月17日、企業向けWebアプリケーション配信サービスにおいてWebアプリケーションファイアウォール(WAF)機能を追加した。「アカマイWeb アプリケーション・ファイアフォール・サービス」の名称でユーザー企業に提供する。
同サービスは、オープンソースのWAF「ModSecurityTM Core Rule Set」をベースに開発したもので、5月から試験的に提供してきたもの。SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)といった脆弱性を狙う攻撃を遮断する。
アカマイは自社の分散型コンピューティングシステム「Edge Platform」にWAFを実装することで、ネットワークのエッジでWebを狙う脅威を脅威を排除しつつ、ユーザー企業のWebアプリケーションの性能や効率性を堅持できると説明している。
ユーザー企業は、カスタマーポータルから自社のセキュリティルールを設定、管理するだけよく、ハードウェアを追加するなどの作業は必要はない。また、同サービスはPCI DSSへの準拠も支援するという。
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