動的言語向け仮想マシン「Parrot 2.0」登場

Perl開発者が中心となって開発が進んでいる動的言語向けの仮想マシン「Parrot 2.0.0」がリリースされた。

» 2010年01月25日 15時40分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 Parrot Foundationは1月20日、動的言語向けの仮想マシン「Parrot 2.0.0」(開発コード名:Inevitable)をリリースした。同団体のWebサイトから入手できる。

 ParrotはPerl開発者が中心となって開発が進んでいる仮想マシンプロジェクト。当初はPerl 6の実行環境として開発が進められていたが、現在ではPerlだけでなく、PythonRubyといった動的言語のほか、CやBASICといった言語のランタイム環境としての利用も想定されている。ParrotのWebサイトでは現在開発中のプロジェクトとしてJSON、Ruby、PHP、Pythonなどの実装があり、Perl 6実装の「Rakudo Perl 6」もある。

 Parrot 2.0.0ではContext PMC(PolyMorphic Container)で属性ベースのイントロスペクションをサポートし、ContextとCallSignature PMCがマージしてCallContextとなった。これにより性能が強化されたという。このほか、フリーOSディストリビューション向けパッケージ強化、GCの精度改善、依存性チェッカーの改善が施された。Deprecationのサイクルは3カ月から6カ月に変更されている。

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