Sylpheed、5年ぶりのメジャーアップデート

オープンソースのメールクライアントとして根強い人気を誇る「Sylpheed」のバージョン3.0がリリースされた。

» 2010年02月25日 15時20分 公開
[ITmedia]

 SRA OSSは2月24日、開発を全面的に支援しているオープンソースのメールソフト「Sylpheed」のバージョン3.0を公開した。

 現在はSRA OSSに在籍する山本博之氏がOSSとして1999年にリリースしたSylpheedは、根強い人気を誇るフリーのメールクライアントとして知られる。SRA OSSは、同ソフトの開発を全面的に支援するとともに、その技術を応用して、ビジネスパーソン向けの高速全文検索メールソフト「Sylpheed Pro」、組み込み用途向けのメールライブラリ「LibSylph」などを展開している。

 5年ぶりのメジャーアップデートとなるSylpheed 3.0では、マルチスレッドに対応したのが大きな特徴。サーバへの接続、IMAP4プロトコルの通信、クエリ検索、外部コマンドの実行などが別スレッドで動作するようになった。このほか、プラグインライブラリに新しいAPIが追加され、サードパーティによる機能拡張が容易になった。

 Windows 7への対応のほか、Gmailにも対応した新しいセットアップ画面なども含めると、バージョン2.0からの機能追加や改良点は383項目に及ぶという。

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